昭和23年以降の貨幣を主体とした、現行貨幣についてのぺージです。


最終更新日 2011年5月12日(3年4ヶ月ぶりに更新!!)


更新内容: 平成19年銘以降のデータを加味して全データ見直し。
昔のちょい希少モノは価値が低下したので幾つか削除しました。

造幣局の年名別貨幣データが2010年からPDF形式になってダウンロードできます。
携帯に入れたりして閲覧・チェックしやすくなりましたね!



1円玉

年号
一口メモ
未使用品級
美品
並品
昭和30・31
32・33年
現1円玉の発行初年は昭和30年からです。1円初期のものなので見つけにくいですが、特別価値があるものではないです。しかしながら、美品以上は迷わずとっておきましょう。
2000円
200円
-
昭和34・35年
発行枚数が少なめに加えて、年数も経過しているので、美品には希少性があります。35年銘あたりより前の1円玉は汚いものばかりで、美品の現存数は極めて少ないです。
1000円
50円
-
昭和42・44年
平成のお宝群が現れるまでは、発行枚数が少なめということで、希少性があったものです。今となっては、極美品のみ価値があるといったところでしょうか。
200円
10円
-
昭和64年
昭和64年は7日間しかありませんでしたが、貨幣の製造は2ヶ月間です。ですから、想像以上に数はあり、一般の人たちは「価値高い」という思い込みが強いですが、コイン界では「少し珍しい」程度の評価です。ですが、1円玉としては平成お宝群が現れるまで、一番発行枚数の少ない年号でした。
100円
30円
5円
平成11年
この年から発行枚数が極端に少なくなり、僅か6712万枚です。昭和64年銘でさえ切らなかった1億枚の大台を切るという、1円玉としては大事件・大騒ぎとなりました。当然価値はでてきます。
250円
80円
40円
平成12年
次の年も1202万枚と更に減りました。1000万枚を割ろうかというかなり少ない発行枚数です。前年の少なさで驚きが落ち着かないまま、更に6分の1の枚数になり、お祭り騒ぎが始まりました。見つけるのは極めて困難です。
1100円
600円
200円
平成13年
1円玉の激減は更に続き、しかも、ついに1千万枚を切るという天地がひっくり返るようなできごとです。数年前まで十億枚以上発行されていた時代には想像もつかなかった枚数です。三桁オチの衝撃は凄まじいものがあります。見つけるのは不可能に近いでしょう。
1400円
900円
400円
平成14年
平成13年並に見つけにくいです。発行枚数は若干増えたものの、僅かに966万枚と相変わらず1千万枚を切っており、見つけることはできないでしょう。すでに4年連続特年になっており、今まで希少価値のあった年号の1円玉は、すっかり霞んでしまいました。
1200円
700円
300円
平成16年
16年はまた少なくなりました。5290万枚ということで、12〜14年ほどではありませんが・・・ これは集める価値ありです。
300円
100円
50円
平成17年
17年は更に少なくなりました。3001万枚ということで、相当少ない部類に入ります。これも見つけたらとっておかなければならないでしょう。
600円
300円
100円
平成21年
18年銘〜20年銘の3年間は再び1億枚の大台に戻していました。が、この年から再び大幅に減って僅か4800万枚と非常に少なくなっています。価値は大きいでしょう。
300円
100円
50円
平成22年
昨年よりさらに激減して何と790万枚!!! 現在のところ1円玉史上最少の発行枚数で、価値はNo.1!
1500円
1000円
500円


5円玉


年号
一口メモ
未使用品級
美品
並品
昭和24年
5円玉は昭和24年から発行されました。昭和33年までの5円玉は明朝体で刻印されていて、「フデ五」あるいは「明五」などと呼ばれています。(私は明五派) 発行初年のこの年は1億枚強と枚数はやや少なめ程度ですが、半世紀以上前の古さもあって現存数はほぼ存在せず、見かけることのない年号です。
20,000円
10,000円
50円
昭和25・26年
これらの年は、2億枚弱作られており明五の中では枚数が多く、わりと見つけやすい方でした。しかしながら、やはり半世紀以上前のものなので、回収などが進み現存数は殆どないです。
7000円
2000円
30円
昭和27年
発行枚数5500万枚と、明五のなかでもかなり枚数が少ない年号です。ゴシックの5円玉を通しても発行枚数が少ないため、価値はやや高めとなっています。
14,000円
7000円
80円
昭和28年
同じく明五の中では4500万枚とかなり少ない枚数です。明五自体、ギザ十と違って枚数が少ないのです。この翌年以降、昭和29〜31年は製造されていません。
15,000円
8000円
100円
昭和32年
平成の変が現れるまでは、1000万枚という5円玉最少の発行枚数であったという事と古さも相まって、価値は物凄いものでした。現在は少し価値が下落しましたが、絶対的な枚数が少ないので、依然として重要チェック年号です。私は流通で2枚ほど手にしていますが、さすがに最近は他の昭和30年代銘も見かけないくらい回収されたようです。
9000円
2500円
400円
昭和33年
明五の最終年号です。後述する十円玉もこの年を最後にギザ十ではなくなっています。枚数は5500万枚と少なめで、中々見かけません。
7000円
1800円
90円
昭和34・35年
この年以降の5円玉から文字がゴシック体となり、「明五」ではなくなりました。しかしながら、発行枚数は3400万枚前後とかなり少なく、希少価値は高いです。
4000円
400円
150円
昭和36年
6100万枚と倍近く増えましたが、それでも5円玉としては少なめで、古さもあいまって価値ありです。30年代まではすごく汚いのばかりです。
1500円
200円
30円
昭和42年
この年だけ突然、2600万枚と異様に少ないです。新50円、100円玉発行の影響でしょうか? かなり枚数が少なく、昔に製造されたものなので絶対的な現存数が少なく、見つけるのが困難極まりないです。
2500円
1200円
200円
昭和56年
前後の年に3〜4億枚製造されているのに、この年だけ9500万枚と1億台を切っており、数が少ないです。なぜでしょうか? 平成のレア郡に比べると価値はほとんどありませんが、一応チェックしておきましょう。
50円
20円
10円-
昭和64年
例によって貨幣の製造は2ヶ月間です。ですが、6733万枚と枚数は1億枚を切っており、5円玉としてはやはり少なく、流通量も少ないことから私は少々の価値ありと判断しています。
200円
50円
30円
平成11年
1円玉と同じで、この年から急激に減り始めました。6012万枚と久しぶりに1億枚を切っており、おおっ!と思っていましたが、まさか翌年に目玉が飛び出る事態になろうとはその年には知る由もありませんでした。
150円
50円
20円
平成12年
突然訪れた青天の霹靂!! これまでの大御所、あの昭和32年よりも数が少ないのです。1000万枚を切る僅か903万枚。当然コイン市場も大騒ぎで、大特年号の誕生となり、将来の期待も大です。
1300円
900円
500円
平成17年
14年銘と15年銘は一時1億枚の大台に復活していましたが、ここでまた希少年号の登場です!僅か1601万枚と公表されました。この年以降、5円玉は50円玉と共に電子マネーの普及等により、"不要硬貨”の烙印を押され、殆ど製造されなくなっていきます。。
1000円
600円
300円
平成18年
僅か959万枚!! 再び1000万枚切っちゃってます!! 将来必ず値上がりします!要チェックです!
1200円
800円
400円
平成19年
2年連続1000万枚切り!ここまで数が少ないと将来まで待たなくてもすでに価値が発生しています。
1200円
800円
400円
平成20年
3年連続10000万枚切り!もはや昭和に製造した古い硬貨の代替交換流通はさせずに、5円玉の流通量自体を減らすつもりなのでしょう。昭和40年代より前の5円玉を見なくなってきました。
1200円
800円
400円
平成21年
なんと!! この年、400万枚まで減らしますか! 事実上の5円玉史上最少発行枚数で価値は絶大ですが、もはや見つけるのは不可能に近い気がします。
3000円
2000円
1000円
平成22年
マ ジ !? ありえないっす。信じられませんが100万枚も切ってます!! 51万枚のみの製造。これはおそらく一般流通向けのは存在しないでしょう。ミントセットとかコレクション用に製造したものだけのはずです。探しても見つかりません。
17,000円
15,000円
12,000円


10円玉


年号
一口メモ
未使用品級
美品
並品
昭和26年
昭和33年までの十円玉には、側面にギザギザがついていて、通称「ギザ十」と呼ばれています。26年は製造開始初年で、1億枚の発行と少なめなので、少々見つけにくいです。なお、26年銘はごく少量に金が混じっているのもあるみたいです。
15,000円
600円
30円
昭和27・
28・29年
見つかるギザ十のほとんんどはこれらの年号です。製造枚数は多いですが、最近はだいぶ回収が進んでこれらも見かけなくなってきました。なお、昭和28年より正式に10円玉として発行されました。
7000円
350円
20円
昭和30年
発行枚数は1億枚弱で、やや少ないですが、割と見つかりやすい年号です。ちなみに、翌年の31年銘は発行されませんでした。
8000円
450円
30円
昭和32年
5000万枚しか発行されていないギザ十で、なかなか見つかりません。10円玉の製造枚数が1億枚を切るというのは、それだけで価値があることなのです。
10,000円
550円
50円
昭和33年
ギザ十最終年号かつ、今でも十円玉史上最少となっている2500万枚しか発行されませんでした。十円玉の中では一番価値があり、見つけにくい年号です。
12,000円
1000円
200円
昭和34年
この年からギザギザがなくなりました。しかしながら、発行枚数は6240万枚と大変少なく、価値があります。その割に意外と見つかる年号です。
9000円
500円
30円
昭和35・36年
10円玉初期のものなので見つけにくいですが、特に価値があるものではないです。汚いものばかりなので、少しでも綺麗であれば一応のチェックということで。
3000円
120円
-
昭和42年
これも、特に価値があるものではないですが、発行枚数は約1億5000万枚程度と少なめなので、綺麗であれば一応チェックです。
1300円
80円
-
昭和61年
十円玉としては、近年で稀に見る稀少年号です。あの有名な昭和64年よりも発行枚数が少ないのです!しかし、割と新しい年号なので少し探せば見つかります。一般の人が集めていないので、64年よりも見つけやすいです。
300円
150円
50円
昭和64年
2ヶ月間しか発行されなかった割には、発行枚数が7400万枚と多いです。ですが、十円玉としては大変少なく、また一般の人も記念にとったりするので、流通量は少ないと思います。価値はそんなにありません。 10円玉は安定発行していて平成以降は、22年銘まで特年は出ていません。
200円
100円
30円


50円玉


年号
一口メモ
未使用品級
美品
並品
昭和57・
58・59年
この年以後、発行枚数が少なくなり、これらの3つは3000万枚程度とかなり少なく、価値があります。探してみるとあまりないはずです。
400円
180円
70円
昭和60・61年
かなりレアです。それぞれ1000万枚程度しか発行されていません。平成の大お宝群が現れるまで、最も希少とされていた部類で、価値があります。
1000円
600円
200円
昭和62年
僅か77万5000枚の発行ですが、その訳はすべて「ミントセット」と呼ばれるコレクション用のケースに収められているので、一般流通用に造られた昭和62年の50円玉は存在しません。つまるところ、探しても見つかりません。
14,000円
12,000円
10,000円
平成12年
この年から極端に発行枚数が少なくなっています。発行枚数は、僅か700万枚で、かつての最少61年銘を抜きました。相当見つけにくいです。私も未だにこの年号だけは1枚も手に入れられてません。
1700円
1300円
600円
平成13年
激減はこの年も続きました。100万枚ほど回復したものの、依然として、1000万枚を切る少なさは大変価値ありです。見つけるのは厳しそうですが、50円玉は発行枚数が極少でも根気よく探せば見つかりやすいですよ!
1600円
1200円
500円
平成14年
さらに300万枚ほど上積みされて1167万枚。1千万枚は超えたものの、依然として少ない枚数に変わりはなく、今まで希少で値打ちがあるとされてきた年号の価値がどんどん薄れていきます・・・
800円
500円
200円
平成15・
16・17
18・19年
すべて丁度1000万枚前後の枚数です。相変わらず大変少ないです。もはや50円玉は"不要硬貨”の烙印を押されたといっていいでしょう。50円玉は平成12年以来、レア特年続きのお祭り状態です。50円玉の製造枚数減が長年続く理由として、電子マネーの普及と共に平成16年に消費税が内税方式になったのも影響が大きそうです。そもそも使う機会が減っているということです。
1000円
700円
300円
平成20年
当然のようにこの年も極少。880万枚まで下がってきました。1円玉や5円玉と違って途中に一切復調傾向もなく、ずっと少ない発行枚数の50円玉。白銅貨である50円玉は劣化しにくいので製造も必要最低限で済ますつもりのようです。
1300円
1000円
400円
平成21年
ついに平成12年銘を凌駕する少なさの503万枚に!!! 事実上の一般流通向け50円玉における史上最少の発行枚数です。もう1億枚に復活することはおろか、1000万枚越えさえも今後なくなりそうな雰囲気です。まともに製造されなくなってから早10年が経過しました。
2000円
1500円
800円
平成22年
・・・・・・言葉がありません。かつてのミントセット用のみの昭和62年銘より少ない僅か51万枚。この平成22年銘もおそらく一般向け市場硬貨としては流通していないはずです。なので見つかりません。
20,000円
18,000円
15,000円


100円玉


年号
一口メモ
未使用品級
美品
並品
昭和58年
発行枚数が、100円玉として初めて1億枚を切り、前年の半分以下の5000万枚とかなり少なくなりました。探してみてください。かなり見つけにくいですよ。
600円
400円
200円
昭和59年
平成のお宝が現れるまでは、100円玉の中で最も発行枚数が少ない年号でした。枚数的に超特年というほどではありませんが、ほとんど見かけないです。
800円
500円
250円
昭和60年
発行枚数は5815万枚とやや増えましたが、依然として少ないです。59年と枚数的に差は少ないのに、けっこう見つかります。
550円
350円
150円
平成13年
いきなり超特年号の誕生です。これまで100円玉には超特年は誕生しないと思われていましたが、1000万枚を切る衝撃の少なさとなりました。当然一大事で大騒ぎとなりました。当然価値はもの凄いです。
2500円
2000円
1500円
平成14年
次の年は若干増えて、1000万枚も越しましたが、依然として大変少なく、超特年です。見つけるのは極めて困難です。この連続特年の誕生で、昭和59年頃のかつての特年が一気に影が薄くなりました。
2000円
1500円
1000円
平成22年
100円玉は1億枚を切った年のモノは殆ど見つけられませんので希少ではあります。ただ、8000万枚〜9000万枚代の年銘は、絶対的な製造枚数が多いため、価値の下落とみなし削除しました。この年は6790万枚まで下がっているので"本物”です。
500円
300円
150円


500円玉


年号
一口メモ
未使用品級
美品
並品
平成12
〜16年
平成12年デビュー。旧500円玉を置き換えるために各年大量発行されましたので、特年はありません。17年銘までで旧500円玉の総発行枚数にほぼ達したのですが、新500円玉でさえ偽造硬貨が多数出回り、汚れやすいニッケル黄銅では判別が難しいため、毎年古い硬貨を回収し、多数製造する方針のようです。従って、今後新500円玉に特年が出るのはなさそうです。ですが、すでに平成12〜16年くらいのものは回収されて現存数が非常に少なくなっているので、古い年銘の綺麗なモノはいつのまにか価値が上がる可能性があります。
550円
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